メルトダウンを起こす旦那　メルトダウンとは『感情の爆発』

発達障害（ASD+ADHD）と、診断されている旦那ネスケの嫁ネスケ子です。

発達障害の特性を持つ方に起こる『パニック症状』をメルトダウンと呼んでいるようです。

感情のメルトダウン＝感情が爆発
言葉で表すならば、感情が激しく流れ出てくる感じです。

ネスケは、仕事でのストレスや疲れが溜まった時に「メルトダウン」を起こします。

些細な事でも「メルトダウンスイッチ」を押すことになってしまい、大爆発。
予防としては、ストレスを溜めないことが１番。

メルトダウンを起こしてしまった時には
ネスケの場合「落ち着くまで待つ」「寝る」などしています。

私が調べた事などを、ネスケの場合として書いていきます。

メルトダウンとは感情の爆発

メルトダウンは、発達障害の特性を持つ方が起こす『パニック症状』
感情の爆発と表すと想像しやすいのではないでしょうか？

スイッチを押してしまうと『大爆発』します。

感情の爆発というように、『怒り』や『悲しみ』といった感情などが流れ出てくる。


メルトダウンを知っている方からすると「怒り」が１番思い浮かぶかもしれません。

ですがなかには「悲しみ」として「泣き叫ぶ」ということもあります。

メルトダウンを起こす原因は「溜め込むこと」

メルトダウンの原因は、日々のストレスが多いです。
発達障害の特性を持つ方は、人一倍「疲れやすい」

気づきのある方は、特に疲労が溜まる毎日です。

クローズで働いている方、人間関係に神経を尖らせている方、理解しようと相手の話に集中している方などが原因となり、ストレスや疲労が溜まりやすいのです。

いろいろな事が重なっている時、疲労困憊の状態の時などは、メルトダウンを起こすことが多い。

メルトダウンを起こす時は些細な事が多いと感じる

メルトダウンを起こす原因は、ストレスなどが溜まっている時。

ストレスなどが溜まっている時に、メルトダウンを起こすきっかけがあります。

それはスイッチを押してしまうような出来事が起こった時なのですが、その出来事は些細なことが多いと私は感じています。

ネスケの様子を見ている私が、言葉で表現するとしたら

『ネガティブな感情の風船です。』

ネスケのネガティブな感情の風船は、とても小さい。

その風船が、日々のストレスなどですぐにパンパンになってしまう。

パンパンになっている風船が、私の言動により少しの衝撃で「ボンッ！」と破裂してしまう。
小さい風船でも、その破裂は「大爆発」なのですが。

ネスケにメルトダウンを起こす時を聞いてみました

こんな感じにネスケの場合は
「一生懸命頑張ったけれど上手くいかなかった時」
「自分の想いを言葉に表現できない時」
ということが引き金となって、メルトダウンを起こすことが多かったようです。

メルトダウンを起こした時は「怒り」「悲しみ」が爆発する

『メルトダウン』が起こった時の様子は

ネスケの場合は、私が知る限り「怒り」も「悲しみ」も起こします。
どちらにせよ、『感情の制御ができない』という表現がぴったりです。

「パニック症状」と言いますが、ネスケがメルトダウンを起こした時は「パニック」という表現では足りないくらいに「パニック」を起こしています。
（すみません、表現できないくらいなんです。）

人によってメルトダウンの症状は違う。
けれど、メルトダウンを起こしている様子を見た人の感想は同じかもしれません。

• 『え？急になにっ！』
• 『こわい…。』

こんな感じでしょうか？
『危ない人』と思う方もいるかもしれませんね。

本当に急に大爆発が起こるので、心の準備も出来ません。

極度のストレスや、不安を感じた時なども引き起こすことがあるので、本人もコントロールをする事が難しい。

ネスケが言うように『自分の気持ちを言葉で表現する事が苦手なので、気持ちを上手く伝える事ができないとき』に起こしている気がします。

それでは、ネスケの場合のメルトダウンを起こした時の様子を書いていきます。

メルトダウン『怒り・攻撃的』ネスケの場合

ネスケの場合の『怒り』のメルトダウンは、とにかく『ぶつけます。』

感情を、物や自分にぶつけているという感じがします。

ネスケがメルトダウンを起こすと、ボックスティッシュが良く犠牲になっています。
保湿ティッシュが犠牲になった時は、ネスケが落ち着いた時に「もったいない」とつぶやいていた。

『他の方はどうか？』というと、なかには「パソコンをぶっ壊した」というような事を聞くので、ネスケがメルトダウンを起こした時は『ボックスティッシュで良かった』と思ってしまいました。

そんな「怒り」のメルトダウンですが。
以前ネスケがメルトダウンを起こした時に、私が「とても怖い」と思った時があったんです。

『メルトダウン』を起こしている時は
『知性・理性・判断能力（能力）』が低下してしまうため、このような行動となってしまう。

　パートナーが「怒り・攻撃」のメルトダウンを起こした時その場から離れてください

パートナーなど身近な方が「怒り・攻撃」のメルトダウンを起こした時には、その場から離れる事をお勧めします。

その場から離れることによって、怒りが倍増するかもしれませんが
『身を守る事も大事』

メルトダウンを起こしたネスケに、突き飛ばされた話ですが。
後日、落ち着いている時にネスケが言いました。

メルトダウン「悲しみ・泣き叫び・自傷」ネスケの場合

ネスケは『メルトダウン』を起こす時に「怒り・攻撃的」の時と「悲しみ」の時があります。
悲しみの時には、泣き叫びというか…。
すみません、私の語彙力では無理です。

イラストの様な状態で、ずっと暗闇にいます。

声を押し殺し泣いているんです。

※ネスケですが、普段「泣く」ということありません。
悲しい映画やアニメを見ても泣きません。
悲しい事があっても「泣く」という姿を見たことがないと言うほどないです。

ネスケの姿を見て、心配した私がネスケに近寄り声をかけようとすると
「うわーーーーー！」と、叫びながら払いのける感じで突き飛ばされました。

こんな感じに突き飛ばされて、私は転んだこともあります。

「悲しみ」のメルトダウンを起こした時のネスケは、電気も点けず暗い部屋に閉じこもってしまいます。
電気を点けると、やはり「うわーーーーー！」と叫びます。

『光や声という刺激に反応している、そしてその刺激が辛い。』という状態。
（普段はあまりありませんが、感覚過敏に近いのでしょうか？）

メルトダウンの『自傷』は、ネスケの場合
『頭を壁に打ち付ける』という行動。
（他にも壁を殴るという時もあります）

静かな部屋に「どんっ！どんっ！」と、頭をうちつける音が響く。

ネスケも辛いだろうけど、同じ場所にいる私も相当辛いです。
「悲しみ・泣き叫び・自傷」は、見ていてとても辛い。

メルトダウンの後は『虚脱状態』

『メルトダウン』を、起こした後は
「虚脱状態」になります。

マイナスの感情が離れない状態。
多くの方がこの「虚脱状態」に苦しんでいるようです。

ネスケは『メルトダウン』の後は必ず「寝る」。
ただひたすらに寝ています。

メルトダウンの後は、精神的にも、肉体的にも、とても疲れてしまうらしいです。

ネスケのメルトダウン後の睡眠の様子は、過集中の後の睡眠状態と似ている。
メルトダウン後も、過集中からの睡眠も、頭と心を休ませているのだと感じます。

メルトダウンの前兆

メルトダウンを起こしそうな時の前兆があるようです。

ネスケの場合は「頭がサーっとする」と言います。
真っ白になっていく感じだそうです。

ネットなどで調べてみると、いくつか当事者の方の表現が載っていましたが
LITALOCO発達ナビの取材に漫画家の『沖田×華さん』は、次のようにメルトダウンの前兆を話しています。

「メルトダウンの前兆は、私の場合、頭の中がサワサワサワサワって、そよ風が吹くような状態が起こるんです。これを放っておくとメルトダウンになるので、前兆を感じたら仕事をセーブします。本当は仕事が大好きなので、最初は”仕事がなくなっちゃうの嫌だ、迷惑かけちゃう！”とか思ってたんですけど、そんなこと言ってたら死んじゃうので。今は断ることを一所懸命勉強していますね。」

引用元：トリプル発達障害漫画家、沖田×華さん取材。ハイパーADHDだった小学生時代!?パニックで漫画が描けなくなったワケは？作品未収録の秘話まで赤裸々に語る

ネスケの場合は、前兆があった時に「起こしそう」と言いながらエビリファイを服用する時もあります。（※エビリファイとは、非定型抗精神病薬の１つです）

メルトダウンの予防・対策

予防は『溜め込まないこと』
溜め込んでいると感じた時には

発達障害の特性を持つ方のなかには、自分の状態に気づきにくい方が多い。
身近な方が不調に気づいたなら、休むように促すことも大切です。

休んでいる姿や好きな事をしている姿を見ていると、イラッとしてしまう時もあるかと思いますが。
ハッキリ言ってしまうと
「メルトダウンを起こすよりマシ」と私は思うようにしています。

疲れているときなどは『特性』が強く出てしまうので、「なんだ！今日はひどいぞ！」と思った時には「寝ろ！」と私はネスケに言っています。

私がこういう対応をするようになるまで長くかかりましたが、お互いが平穏に生活できる手段だと思っている。

その代わりに、ネスケが元気で調子が良い時には頼みごとを多めにしています。