そしてそれらが原因で、喧嘩になる事が少なくないです。
『なぜ、こんな時にそんな事を?』
『え?それ言っちゃう?』
『いきなり何?』
これらは、日常茶飯事ですが。
『状況を見る事ができない』という2人に起こった出来事
少しは誕生日ってことを考えてよ!」
発達障害という事を知らないので、『誕生日なのになんで?』という気持ちしかなかった私です。
なので、『私の誕生日に、ネスケが気にいらなかった私の発言があっても、後で言ってくれたらいいのに。』など、ネスケの背中を見ながら眠りにつきました。
(大人げないとも思っていた)
まあまあ隠れて行っていました。(私にはバレバレです)
だったら、言わないで行った方が良い!』と言うネスケ…。
客観的に見る事も苦手~ネスケの場合~
自分が上手くいかない事があった時に『原因』を自分ではなく、周りのせいにしてしまうという所もあります。
自分の状況を客観的に見る事が苦手なために、そう思ってしまうようなのですが。
その他にも、『認知のゆがみ』から来ている部分もあります。
それに近い話で、ネスケの仕事の愚痴の話をします。
『〇〇さんはズルい』
これは以前、ネスケから仕事の愚痴を聞く時に毎回聞いていた発言です。
※〇〇さんとは、ネスケの会社の先輩です。
話を聞いてみると『ズルい』と、ネスケが思っている〇〇さんは、仕事の出来る人で多数の業務をこなしています。
ネスケが言う『〇〇さんはズルい』というのも、〇〇さんがしている仕事をネスケに回して、〇〇さんはその仕事をしなかったという事なんです。
もちろん、〇〇さんは他の業務があるので、仕事をしていない訳ではありません。
〇〇さんが自分の業務の1つを、手の空いているネスケに回しただけの話なんです。
では、なぜネスケは『〇〇さんはズルい』と思ったのでしょうか?
それは、『〇〇さんがいつもしている仕事をネスケに回して、〇〇さんがいつもしている仕事をやらなかった』と、ネスケが思ったからです。
もう一度書きます。
〇〇さんからすれば他の業務がたくさんあり、手の空いているネスケに仕事を回しただけなんです。
『〇〇さん、他にする仕事があるから手の空いている俺がする』とは、思う事ができずに。
ネスケからすると『○○さんは自分の仕事を俺に回して○○さんは自分の仕事をしてない』
話を聞く度に『何か違う』と感じますが、ネスケの頭にはもうその考えになっているので、私が反論すると
『〇〇さんの肩を持つのか!』と返ってきて、私はさらにびっくりしました。
もう意味が分からない…。となります。
今では、こういう話は聞かなくなりました。
『〇〇さんを見ていたら、俺の倍仕事をしている』と、分かったようです。
※この回された仕事も、〇〇さんの望んでいる内容とは違ったらしく『ダメ出し』をされました。その時にネスケは、『だったら自分でやればいいんだ』と、思ってしまいます。(この頼んだ事に対して、意見を言われた時に『だったら最初から自分でやればいいじゃん』と言う考えは、未だに変わりません』)
こういった部分で(考え方や受け取り方、状況を見ない部分)誤解をされやすい&誤解をしやすいという事があります。
今回は、誤解しやすいという所を書いていますが、誤解もされやすいです。
空気が読めない~ネスケの場合~
ネスケが話に夢中になっている時に、相手が時間を気にしてたり、話が退屈という雰囲気を出していても、その空気を読むことができずに話し続けるという事があります。
私は、ネスケがこういう状態になっている時には、話を止めます。
(止まらないけど)
二人きりの時には、ハッキリ言えますが。
他に人がいる時などは、遠まわしに言いながら心の中では『気づけよ!』となっています。
(気づかないけど)
一部分だけを見てしまい全体を見る事ができない
発達障害の本などでは
『一本の木だけを見てしまい、森を見る事が出来ない』などと、表現されていますが。
まさに、そんな感じです。
どういう事かと例を挙げてみると
ネスケは、ある一つの事が気になってしまい、その作業をし始めてしまいます。
けれど、その周りでは同僚や先輩などが忙しくみんなで作業をしているが、ネスケは周りを見る事ができずに、1人違う事をして周りの人に
『あいつなにやってんだよ』と思われる事があるという事です。
こういう事が続くと
『仕事が出来ない奴』と、思われてしまいます。
状況を見る事が出来ずにトラブルになった時は(なりそうな時は)どうすればいいか?
多くの人は、『周りの人の表情や場の空気を察して自分の言動を調整する』という事が、私の読んだ本には書いてあります。
社会常識やマナーというものは『目でも見えない、決められている物でもない』それは状況に応じて変化するもの。
ASDの特性を持っている子供は、それが苦手とも。
大抵の子供は大人や周りの子供を見ているうちに、その術を体験して学んでいくけれど、ASDの特性を持つ子どもは『察するという「言わなくても分かる」』という部分が分からないまま、大人になっていく。
なので社会の常識や暗黙のルールというものを、一つ一つ教えていかなければならない。
そう本には書いてあります。
子どもの場合なら、幼児期から教えていくという事もできますが。
大人の発達障害と言われている方は、幼児期にそれらを学んでいない為に大人になった今困りごとが多いという事になります。(ネスケの場合)
これは、状況を把握するという事が一番の解決法です。
ですが、それが(状況を察するという事が)出来ないからトラブルになります。
仕事やプライベートで、周りの状況や相手の状況が分からずにトラブルになってしまうという経験を書いていくという事が、ネスケの場合は経験値を上げる為に有効なようです。
トラブルとなった事を書き留めて、文字として(文章で)見直す。
これは自分で書いたものですが、客観的に見る事が出来るそうです。(ネスケ談)
そして、ネスケが思っている事や、したいと思っている事に対して私も同意見とは限りません。
この対策としては、話し合いしかないと思います。
ネスケに私が求めている事(してほしい事など)を伝えます。
それに対して、ネスケの考えを聞きます。
とは、思っていてもこれは『理想』です。
実際は、休みが一緒の日などは前日に休みの日のお互いの予定を決めます。
二人ですることや、したい事。
(必ずメモとして残すことが大事)
今では、毎日の予定を前日に伝えるか、夕方には夜の予定を伝えます。
この事で、お互いの状況を把握しています。
なので、入籍の日の様な事は起こりません。
私が『入籍の日にお祝いしたい』という事を、ネスケに伝えずに『入籍した日なんだからお祝いだよね。』(当たり前と思っていたので伝えなかった。)と一人で思っていた。
私が『当たり前』と思っていた事も、ネスケからすれば『当たり前』ではなかった。
『言わなくても分かって(そう思って)当然』だと思っていたから起きたトラブルだと、今では思っています。
まずは、どうして欲しいかを伝える事にしています。
とにかく、『伝える』という事を心がけています。
仕事では、上司や先輩、同僚に求められている事を把握(理解)するという事が大切です。
ここでも、ほう・れん・そうが大事になってくるかと思います。
そして、ネスケルールではなく、社会一般のルールを蓄積していくことも大切です。
具体的な状況などを説明していくことが有効かと思います。
全く関係ありませんが、ネスケは良く『自分の星に帰りたい』と言います。
自分の星のルールや常識、考え方が、この星では通用しない。と…。
そう言われると、お互いの星のいい所を学ぼうね。となります。
何にせよ、『言うのは簡単、実行するのは難しい』です。
夫婦仲良く過ごすために、生きやすい日々の為に模索している今日この頃
ネスケが最近読んでいる本ですが、発達障害の当事者の方達の声で作られたという本です。
ネスケも今まで何冊か、発達障害の本を読んでいますが、すんなりと入ってきて為になると言っています。
何かのヒントが得られたらいいな。と思っています。
そして今では、お互いのスマホに共有カレンダーアプリを入れているので、お互いの予定が分かるようになっています。
予定の『前日』、『一時間前』、『30分前』、『15分前』と、通知が来るように設定もしてあるので、予定を忘れてしまう事が多いネスケも、忘れずに予定を再確認する事ができています。
ネスケは、予定を入れる事を忘れてしまうので、ネスケに予定が出来た時には私が入力しています。
私に伝え忘れたら、もう残念ですが…。という感じです(笑)
ネスケと過ごすようになって、私が変わったところと言えば『言わないでも分かる』と、相手が察する事を前提に話をする事がなくなってきたという事でしょうか💦
ネスケと過ごすようになってから、今まで私はどれだけ『相手が察するはず』という会話をしてきたのかと認識しました。
ネスケ程、回りくどい会話にはなっていないとは思いますが💦
状況や、背景が分からずに、ネスケが一方的に怒るという事は今でもありますが、少しずつその形も変わってきたように感じます。