※この記事は、2022/07/18に更新されました。
発達障害(ASD+ADHD)と
診断されているネスケです
妻のネスケ子です
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ADHD(注意欠如・多動症)の基本となる3つの特性と言われているのは、次の3つ。
今回は、『多動性』、『混合性』、『興奮性』について書いていきます。
多動性、興奮性の特性は、大人になると目立たなくなると言われています。
『不注意』、『衝動性』の特性は、大人になっても持続するようです。
混合性は、不注意、衝動性、多動性と、どの特性も目立つタイプ。
私見ですが、ADHD(注意欠如・多動症)の特性を持つ方の多くが混合性だと思っています。
旦那ネスケも、混合性だと思います。
それでは、それぞれを詳しく書いていきます。
少し長くなってしまうかもしれませんが、イラストを交えて書いていくので良かったら読んでください。
多動性は落ち着きがない
ADHD(注意欠如・多動症)の多動性の特徴は、いくつかの『落ち着きがない』様子が見られます。
多動性の特性は、成人では減少するようです。
ネスケの場合は、全くないとは言えませんが多動性の特性はそれほど目立つものではありません。
子どもの頃の落ち着きのなさは、大人になるにつれ減少していく。
けれど、体を揺らす(貧乏ゆすり)、じっと座っていられないなどは大人になっても残っているようです。
ネスケも順番を待っている時や、説明を受けている時などに、席を立ってどこかに行ってしまうことがとても多いです。
とにかく、じっと待つことが少なく感じます。
タバコ吸ってくる
また?
もう順番になるよ?
ここに居てよ。
順番を待っている時にも、その場から離れることがとても多い。
ネスケに聞いてみると「スマホがあれば待てる。」らしいです。
(スマホを持っていない時は、ほぼないんですが。)
落ち着きがない人というのは多くいますが、発達障害の多動性の『落ち着きがない』は困りごとに繋がります。
ADHDの方は、じっとしているということが(分かっているけれど無理)難しい状態です。
『会議が苦手』と、本などには書かれていますが、ネスケも苦手ですね。
長時間座って話を聞かなければならないという事が、苦行とも言えるほどらしいです。
1つ1つの事に対して、説明などがあると更に苦痛が加速していくと言っていました。
上手く表現できないけど
とにかく耐えられない。
頭の中がざわざわしてくる。
ネスケの場合、多動に当てはまるかは分かりませんが、敢えて言うならば次のようなものがあります。
- 貧乏ゆすりが多い
- 独り言が多い
- 電話中うろうろと動き回る
多動の特性から、じっとしていられないことに対してアドバイス本には『人の見えないところで多動を発散させる』とありました。
子どもの頃のネスケはじっとしていられなかった
ネスケの母から聞いた話ですが、小さい頃のネスケは「個性的」だったと言います。
こんな話もしてくれました。
小学校の授業参観での話。
授業参観中に1人席を立ち、ランドセルを持って席に戻ったというネスケ。
その時のことをネスケに聞いてみましたが、全く覚えていなかった。
なので、何を思っての行動なのかは分からないけれど、子供の頃のネスケの言動は浮いていたと思われます。
それでも、その頃は『発達障害』という言葉など聞かれることのない時代です。
ネスケ母も『ネスケの個性と思っていた。』と言っています。
この時のネスケの行動は多動性ではなく、不注意か衝動性だと思います。
混合性は『ADHDの各特性が目立つ』
不注意の特性も、衝動性の特性も、ネスケは同じくらいに目立っています。
どちらの特性も持っているのが「混合型」らしい。
というか、ほとんどのADHDの特性を持っている方は「混合型」だと思う。
(分かりませが…。)
ちなみに、ADHD(注意欠如・多動症)、ASD(自閉症スペクトラム)と、どちらかだけの特性を持つ方も少ないようです。
興奮性は『瞬間湯沸かし器』
ネスケは本当に『瞬間湯沸かし器』
すぐに怒るというか、怒るポイントが分からない。
わたしが読んだ本によると、依存性は『興奮性』の1つとありました。
アルコール依存症、パチンコ依存症、スマホ依存、ゲーム依存など、発達障害の方が多いという事も言われています。
18歳以上のADHDの方が、酒や薬物などに依存してしまう「物質使用障害」はADHDではない方に比べて3倍ともありました。
ネット依存などでも、ADHDの「過集中」からのめり込んでしまうとも…。
朝日新聞デジタル 2018年3月30日の記事に、『対人関係や依存症…ADHDの大人が陥りやすい諸問題』としての記事がありましたので、リンクを貼らせていただきます。
そして「依存症対策全国センター」のサイトにも、『依存症と重複しやすい発達障害』として詳しく書かれています。(ギャンブル障害とADHDの比較の表もありました。)こちらもリンクを貼らせていただきます。
ネスケの場合は、スマホ依存、ゲーム依存と言えるかもしれませんが、依存症と深刻には思っていなかったので(思っていたけれど今は落ち着いた)特に気にしていません。
わたしが困っているのは、ネスケの『瞬間湯沸かし器』なんです。
とにかく、些細な事でも激しく怒る。
『ふつふつと怒る』ではなく『瞬間に爆発』です。
以前の記事に、ADHDの特性を持つ方は「ワーキングメモリが小さい」と書きました。
ワーキングメモリが小さいけれど、感情のメモリも小さいそうです。
感情のメモリが小さいということは、ネガティブな感情もすぐにいっぱいになってしまう。
すぐにいっぱいになって、爆発する感じらしいです。
爆発前の感情を処理する事が苦手という事もある。
怒りについての記事に、ネスケの場合として詳しく書いています。
【まとめ】多動性・混合性・興奮性編の対応など
ADHD(注意欠如・多動症)の特徴である、不注意、衝動性、多動性について、ネスケの場合として3回に分けて書いてみましたが、『ネスケは混合型なんだな』と改めて確認しました。
それぞれの特徴が、「誰でもあること」だと感じる方もいると思います。
特性(特徴)は、わたしにも当てはまるものもあります。
『生きにくい(生きづらい)』と感じている人が多くいるということを、わたしはネスケを見てきて感じています。
診断は受けていないけれど、発達障害の特性を持ち悩んでいる方や、困りごとを抱えて過ごしている方もいる。
それは、当事者の方、その身近にいる方も同じです。
ネスケは、『生きにくい(生きづらい)』と感じていたということと、その困りごと(特性)からわたしに負担をかけたくないという思いから診断へと踏み切りました。
誰かと生活を共にし『相手に迷惑をかけている』、『相手に負担がかかっている』と感じて行動で来る人は、素直に素敵な人だとわたしは思う。
自分なりに対策や工夫をしているネスケですが、上手くいかないことも多いです。
何とかしたいっ!
上手くいかないっ!
そうだよね、何とかしたいね。
何か考えよう。
頑張っているネスケを見て、私も「何とかしてあげたい!」と対策法を日々考えています。
そうは言っても、荒れていく部屋を見てイライラもします。
約束を忘れられてイライラ、感情的になられてイライラ。
イライラの日々です。
わたしたちは、喧嘩がとても多いです。
ADHD(注意欠如・多動症)の特性からの困りごとは、『分かってはいるけど』、『気をつけているのに』と、本人が思っていることがほとんどです。
『気をつけたいのに』と本人が思っていてもどうにもできない(直せない)部分が、『発達障害』の特性なんだと思います。
大人の発達障害は(特に大人になって分かった人)、子供の頃に分かっている人に比べて難しい(困難を)と感じることが多い。
一番大切なのは『本人が特性を理解すること』と、言われています。
私もサポートする側として、そう強く感じています。