発達障害と診断されている人は、ネスケを含めて
何らかの気づきがあった人なのではないか?
と私は思っています。
気づきがなければ、検査を受けようとも思わない。
何らかしらの不調が出、検査を受けたところ発達障害と診断されたとか、診断はされていなくても周りとの違和感を感じて居たり
自分のコミュニケーション能力や、日常生活においてのミスの連発に、なにかあるのでは?などの気づきを持っている人。
どちらの方も、自分が生活する上での「困り」を感じていると思います。
もちろん、周りの人が困りを感じていても、本人が困っていないという方もいます。
(いろいろなものを読むと多々いる気がします。発達障害であろうとなかろうと)
その、困りを長年感じていると、やはり自己肯定感というものは下がっていくのでは?
これも、私が想うだけなので正確な事とは言えません。
あくまでも、私の推測であり、感じている事です。
自己肯定感とは?
自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり[1]、自尊心(英語: self-esteem)、自己存在感、自己効力感(英語: self-efficacy)、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である[2][3][4][5]。現在、これらの言葉は多義的に用いられることが少なくなく、結果としてあらゆる肯定的な心理的要素を表現する包括的名称(umbrella term)となっているという指摘がある[6]。
自己肯定感の定義というのは、Wikipediaを見る限り、各研究者によって様々な定義がありますね。
自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。自己否定の感情と対をなす感情とされる。
発達障害の人は『自己肯定感』が下がりやすい?
ネスケの自己肯定感の低さの原因として、私が思う事は
『自分が一生懸命やったことでも成果が得られなかったり、社会出てから会社でミスをすることが多かったりと、自分に自信がなくなっていく様子』が、今までネスケの話を聞いて推測されます。
ネスケの場合ですが
「なんで自分はダメなんだろう」
と、思わずにはいられない場面が多々あったようです。
社会に出ると
『大人として当たり前』
『社会人として当たり前』
と言われることが多くあります。
ネスケで見てみると
「時間を守る」→時間を守るのが苦手です
「提出期限を守る」→提出するのを忘れます。提出物を紛失します
「同僚や上司とのコミュニケーション」→苦手です。
「ミスには気をつける」→ミス多めです
などなど…。
小さい頃から、注意される事が多かったとも言います。
学生の頃は、ある程度周りの大人がカバーしてくれていたことも、社会に出るとカバーしてもらっていたことは自分でやらなければなりません。
自分の行動に責任が出てきますが、特性から苦手な事が多いネスケにとって、上手くいかない場面が多くあります。
こういう事から、さらに自己肯定感が下がっていきます。
ネスケの場合は、自分の特性に全くあっていない仕事だったので
余計に注意されることが多かったと思います。
診断されてからは、さらに自分に自信がなくなっていきました。
「どうせ、発達障害だから上手くできるわけがない」
診断されてから、開き直るように何事においても
「上手くいくわけがない」という事が前提となっていました。
自分に価値を見出せなくなっていた。
自己肯定感が下がると?
自己肯定感は、下がったり、上がったりするものだそうですが
ネスケの自己肯定感は、下がった状態が持続していました。
・何か行動しようとするときに
「どうせ、上手くいかない(うまくできない)」
・人と目があると
「何か言われるのかな?何かしたっけ?」
こんな感じに、ネガティブ思考が止まりません。
過去の嫌な記憶が、強く残ってしまっているので同じ思いをしたくないといった理由から、行動できなくなる。発言できなくなる。
負のループです
自分自身を信用できなくなって、自分の行動にも自信がなくなる。
本来ならばできる事も、自信がないので「やろうともしない」
それでも、任された仕事をやりますが、少しのミスでも激しく落ち込む。
落ち込んで「やっぱり俺には何もできない」となってしまう。
自己肯定感が下がり
ネガティブ思考が止まらなくなった時に、ネスケは二次障害を起こしました。
この時は、さらにひどかったです
「どうせ俺なんか生きていても価値がないんだ」
自己肯定感が下がると、人を頼るといったことも多くなるとも言われています。
自分に自信がないため、人に任せるとかですね。
実際、一時期ですが
ネスケは、私に丸投げすることが多かったです。
解約・申込・その他もろもろの手続きは私。
電話でのやり取りも私。
家の事も、もちろん私。
これも、私に頼むときは全て同じ言葉が出てきました。
「どうせ、俺には分からないからやって欲しい」
余談ですが、私も自己肯定感は低いです。
これは、小さい頃からだと思っています。
私は、母親から悪く言えば、貶されて育てられてきた。
「ネスケ子は、何もできない」
「ネスケ子は、本当にダメだね」
などなど…。
あまり褒められた記憶がありません。
これは、自己肯定感下がっても仕方がないと思っています。
母のせいばかりでは、ないと思いますが。
かなり、大きい理由になっているとも思います。
ネスケの「注意される事が多かった」と、共通すると思います。
自己肯定感を上げるには?
自分の特性にあった仕事をするのが大切だと思います。
合っていない仕事をつづけたとしても、周りの理解がなければ、ミスを注意されたときに責められたと思ってしまうという事もあり、自己肯定感が下がっていった。
これは、ネスケの事です。
ネスケは、自分の特性に全く合っていない仕事をしています。
最近は、部署異動をしたので、精神的に楽になったと言っています。
それまでは、主に接客業だったので、察する事が苦手で、理解するまでに時間がかかるネスケには、仕事は辛いしかなかった。
自己肯定感を上げるために、一つは自己有用感。
自己有用感とは、『他人の役に立てた』『他人に喜んでもらえた』という
『誰かの役に立てた』という感情です。
自己有用感が、自己評価を上げるという事に繋がる。
自己肯定感を上げるには
・自己理解
・自己受容
この2つが重要と、良く目にします。
自己理解は、自分の事を知る。
そのままですが、自分の事を客観的に見る事が苦手と言われている、発達障害の人には少し難しいかもしれません。
私も、自己理解は難しいと思っています。
自分でみる自分と、他人から見える自分は違うと言います。
ただ、他人から見える自分を否定する必要も無く、「そういう自分もある」という風に受け入れる事が必要。
自分らしさを知る事は、自己肯定感を高める為に必要な事らしいです。
私も、自分を理解したいと思います。
他人から見た私らしさも、大切にしたいと思います。
そして、それが自己受容です。
ありのままの自分を受け入れる事。
それが、自己受容。
自己理解を得て、自己受容。
それが、自己肯定感を上げる一歩。
ネスケに、最近言われる言葉は
「褒めてほしい」です。
ネスケの得意な事を、私に言ってほしいと。
今、ネスケは無意識で自己肯定感を上げようとしているようです。
それには、ネスケが「自分にできる事」に気づいてきたからです。
それが、ネスケの自己肯定感を上げつつあります。
●自分に向いていると思う事
●自分が得意とする事
これらを増やすことで、自己肯定感が上がっていく。
ただ、無理やり自己肯定感を上げる事は良くないと思います。
さらに、自己肯定感を下げる事にも繋がってしまう事もある。
自己肯定感は、自分の良くない所も、いい所も受け入れて、ありのままの自分を自分で認める事だと思います。
自分が一番の自分の理解者になれるように
ダメな所も、いい所も、自分で評価する。
自己評価を上げる。
言うだけなら簡単なんですが(笑)
私もネスケと共に自己肯定感を上げていきたいと思います。